頒布本の内容紹介

  矢 野 龍 溪【やの りゅうけい】   1850〜1931
      紳士の国をつくりたかった日本の百科全書派啓蒙主義者   

資 料 集    監修:松尾尊允   編集:野田秋生  
  【特  色】
   1.矢野龍溪に関する初めての本格的資料集、多彩な活躍をした龍溪の論稿を8巻に整理!
   2.日本近代史、ジャーナリズム史、文学研究者など必携の資料集!
   3.政治学者丸山眞男氏が「普遍人」と評価した序文を第1巻に収録!
  【内容構成】 各巻平均約550頁
    第1巻  文芸篇 I 
            序文、経国美談前篇・後篇、演説文章組立法
    第2巻  文芸篇 II  
            日本文体文字新論、報知異聞浮城物語、不必要、詩歌俳諧論、脚本花吹雪 ほか
    第3巻  西洋見聞記篇
            西洋言行録、英米礼記、訳書読法、周遊雑記 ほか
    第4巻  政治・社会篇
            人権新説駁論、新社会、矢野龍溪時事意見、大隈参議国会開設奏議、
            日本将来の禍福 ほか
    第5巻  郵便報知新聞論説篇 I(明治9〜19年)
            政略篇第一 社会の集点、 米商会所の論、東洋の大計大勢を論ず、
            改良意見書 ほか
    第6巻  郵便報知新聞論説篇 II (明治20〜23年)
            地方の政友に与えて意見を陳ずるの書、国力を増強する一手段 ほか
    第7巻  随筆・随想篇
            西遊漫記、随想録、随筆雑纂、出鱈目の記、龍溪随筆、大隈侯昔日譚 ほか
    第8巻  書簡・諸文書・雑纂篇
            書簡、駐清公使時代文書、宮内省関係文書、美術論、安田善次郎伝 ほか
   

評  伝  監修:松尾尊允    執筆:野田秋生      
   【特  色】    
    1.『矢野龍溪資料集』をふまえた正確な伝記
    2.丸山真男氏が「普遍人」と評した龍溪の全貌を豊富な歴史資料を駆使し詳述
    3.註・詳細年譜・人名索引を添付    
    【内容構成】  357頁
     序 章 豊後国佐伯       第1章 三田系知識人としての出発      第2章 『郵便報知新聞』記者時代
     第3章 法制官僚の時代      第4章 立憲改進党幹部の時代        第5章 小説家龍溪の誕生
     第6章 外遊二年         第7章 帰国後の活動        第8章 国会開設前夜       第9章 宮内省出仕時代
     第10章 駐清特命全県公使の時代        第11章 「社会主義」者時代
     第12章 明治末年の龍溪      第13章 大阪毎日新聞役員の時代
         ◆註/年譜/人名索引    

         
普 及 版   文:山田繁伸    絵:江原 勲
  【特  色】
    1.豊富な写真や挿し絵で、文学や政治・新聞などマルチな活躍をした竜渓のことを楽しく学べる!
    2.小中学生や初めて竜渓のことを知る人におすすめ!
  【内容構成】    B6判、200頁、カラーグラビア4頁
     ・カラーグラビア: 肖像写真、『経国美談』ほか代表的著作、佐伯市の生家跡碑など ;
    1 竜渓と国木田独歩      2 佐伯での青少年時代     3 慶応義塾での勉学
  4 慶応義塾の先生に      5 新聞記者となる       6 大蔵省の役人に      7 立憲改進党の幹部  
   8 文学者竜渓の誕生     9 ヨーロッパへ       10 帰国後の活躍          11 竜渓の政界引退  
  12 待望の国会開設     13 冒険小説『浮城物語』   14 宮内省と錦城学校       15 別れと出会い
   16 文人公使の活躍     17 小説『新社会』の世界     18 独歩とともに     19 再び新聞社に
      ◆略年譜・関係略系図・関連人物解説

         挿し絵47点、写真・図11点、巻末に出身地佐伯と東京の関連史跡マップ収載


福 澤 諭 吉 【ふくざわ ゆきち】
         明治維新を生きた智の巨人

評  伝     監修:西川俊作   執筆:三重野勝人    
 【特色】
  1.福澤諭吉の思考と生涯の軌跡を、詳細な歴史的背景と精緻な資料分析によって論述した本格的な伝記。
  2.関連写真や図版を豊富に収載。
  3.巻末に諭吉の著作物刊行年も網羅した年譜を添付。
 【内容構成】    B6判、294頁
  第1章 生い立ち        第2章 蘭学修業     第3章 西洋文明への開眼      第4章 『西洋事情』の刊行
  第5章 明治維新と慶應義塾       第6章 『学問のすゝめ』と『文明論之概略』
  第7章 自由民権運動と官民調和論        第8章立憲体制への提言
  第9章 西洋列強の東漸と東洋文明化構想      第10章 「文野の戦争」日清戦争      第11章 晩年
      ◆年譜/福澤諭吉理解のための参考図書


普 及 版   文:後藤弘子    絵:南  聡
   【特色】
    1.教育者としての視点から新しい諭吉像を描く
    2.興味を引く挿絵が諭吉の世界へ読者をいざなう
    3.小中学生や初めて諭吉を学ぼうとする人におすすめ
         ◎ 江戸から明治へと激しく移りゆく時代に生きた諭吉は、
             何を見つめそして何を目指していたのでしょうか。
   【内容構成】   193頁、さし絵46点、 カラーグラビア  4頁
    第1章 生い立ち       第2章 蘭学修業      第3章 英語の時代    
  第4章 慶応義塾      第5章 晩年
      ◆ 年表で見る福沢諭吉の生涯・福沢諭吉関係史跡マップ


   大 蔵 永 常  【おおくら ながつね】 1768〜1860
            豊かなる農村の実現に生涯をかけた農業ジャーナリスト

  資 料 集   監修:頼 祺一    執筆:豊田寛三・小泊立矢・平井義人・佐藤晃洋
 【特色】
   1.豊富な挿絵資料。全4巻総計762点
   2.永常の振ったルビをそのまま再現。(総ルビに近い)
   3.出版作品は出版年を考証し、可能な限り刊行順に配列。
   4.漢文体の日記には、読み下し文を併記。
 【内容・構成】  第1巻:669頁、第2巻:591頁、第3巻:637頁、第4巻:499頁
   第1巻(初期出版作品14点)
       農家益、老農茶話、豊稼録、農家益後篇、農具便利論、再種方、豊稼録(再板)、
                豊稼録附録、除蝗録、絵入民家育草、油菜録、製葛録、奇説著聞集、再種方附録
   第2巻(後期出版作品10点、参考作品1点)
       日用助食竈の賑ひ、徳用食鏡、綿甫要務、農家心得草、門田能榮、製油録、
                 農稼業事後編、農稼業事(参考作品)、勧善著聞百談、国産考、除蝗録後編
   第3巻(晩期出版作品6点、書簡)
       勧善夜話、食物能毒編、求民日用食物能毒集、勧善夜話(後編)、
       農家益続編、廣益国産考、書簡、濱松城下絵図(グラビア)
   第4巻(未完作品8点、周辺史料)
       農家益三篇一名琉藺百方、勧農叢書農稼肥培論、紙漉必用、
       救荒必携、門田榮三編上巻、甘蔗大成、山家薬方集、山家薬方集附録、
       田原藩日記、日乗(古谷道庵日記)、日間瑣事備忘(廣瀬旭窓日記) ほか
  

  評  伝     監修:頼 祺一    執筆:豊田寛三・佐藤晃洋・小泊立矢・平井義人
    【特色】
   1 大蔵永常の生涯を、特に九州・豊後・日田との関わりを意識しながら記述。
   2 業績編を設け、「永常農学の一貫性と進取性」「大蔵永常の著述と出版」「永常農学の普及と浸透」
        につき論及。いずれも永常再評価につながる新しい研究視角。
   3   カラーグラビア7頁、本文中にカラー写真17点、
        その他の写真・図・表69点 、巻末に年譜収載 
   【内容構成】     263頁
    第1編  大蔵永常の生涯 
       はじめに
      第1章  大蔵永常と日田      第2章  九州の旅と得たもの     第3章  九州から大坂へ
      第4章  江戸での暮らしと著作       第5章  三河田原へ移る      第6章  岡崎から浜松へ
      第7章  浜松から江戸へ      第8章  晩年の大蔵永常
       おわりに−大蔵永常の人となり−
    第2編  大蔵永常の業績
       第1章  永常農学の一貫性と進取性      第2章  大蔵永常の著述と出版
       第3章  永常農学の普及と浸透            
       ※ 主な参考文献と史料・年譜
 【購読のすすめ】

永常の農書には、農民が貧しさを乗り越えていかに豊かに暮らすことができるか、という思いが溢れています。
彼は農民が生活の中で必要とする読み書き・料理・教育・民間医療などの知識を、トータルに捉えようとしました。これが永常の「農学」でした。永常の農書を読むと、日本近世の農業が、農作物をはじめあらゆる身の回りのモノに対して、いかに細やかな配慮・恵愛に溢れていたかがわかります。
現代人は「農業」と「生きる」ことを重ね合わせて考えることはほとんどないようです。大蔵永常の生涯や著作を通して、農業を再び「生きる」視点から眺めてみてはいかがでしょうか。農業や食品の問題が問われつつある現代ですが、大蔵永常の生涯は、日本農業の将来を考えるだけでは止まらない何かを、読者に投げかけてくれることと思います。

  普及版  小泊立矢:文・鈴木忠美:絵   B6判、並製本、214頁
     人々の豊かな生活をねがった農学者
 【特  色】
  1.カラーグラビア・カラー挿絵を豊富に収載。
  2.地域おこし・食育・環境学習などにも活用できる多彩な内容。
 【目 次】
 第1章 少年時代   
   一、水郷日田  二、虫追い  三、椋の木  四、天明の大飢饉
 第2章 九州の旅  
   一、櫨の栽培技術の習得  二、薩摩への思い  三、肥後の茶店  四、製糖技術を求めて  
   五、日向路   六、大阪をめざして
 第3章 農書の出版 
   一、大阪での暮らし   二、『農家益』  三、『老農茶話』  四、諸国を巡って  五、大和国五條
 第4章 江戸を舞台に 
   一、江戸へ  二、『農家益後篇』の出版  三、関東の旅と文人たちとの出会い 
   四、『農具便利論』の世界   五、著述家大蔵永常   六、農書の挿絵画家たち  七、天保の大飢饉
 第5章 農法の実践とつまづき 
   一、田原藩への仕官  二、田原でやったこと  三、田原藩時代の著作  四、田原を去る
 第6章 浜松藩仕官と晩年
   一、岡崎、そして江戸へ  二、「節用大全」の刊行をめざして  三、浜松藩への仕官
   四、浜松の生活     五、晩年の暮らし     六、江戸で死ス
 


久留島武彦 【くるしま たけひこ】   1874〜1960
         子どもたちと歩んだ口演童話家

資 料 集    監修:倉澤栄吉     編集:後藤惣一 
   【特色】
     1.久留島武彦に関する初めての本格的資料集。
     2.新確認著述を多数収載。
     3.第1・2巻には久留島武彦の童話・講話作品を分類収載。
    第3・4巻には久留島武彦の講話術・話術、童話論、教育、評論、随想などを収載。
   4.ラジオ放送などの自筆原稿を翻刻収載。
     5.各作品の初出雑誌を追求し、作品を編年に配列。
   【内容構成】
     第1巻:童話:講話篇 I     116篇    解説・解題25頁、本文565頁
     第2巻:童話・講話篇 II    101篇    本文635頁、所収雑誌一覧8頁
   第3巻:講話術・話術編   『通俗雄辯術』など58点を収載。 
                   本文680頁、解説・解題20頁、所収雑誌等一覧表10頁
     第4巻    童話論、教育、評論、随想、見聞録篇。
                      「早蕨幼稚園の保育」など159点を収載。本文707頁 
             

 評  伝  監修:倉沢栄吉 執筆:後藤惣一  B6判、並製本、308頁
 児童文化の開拓者−子どもたちと共に歩んだ口演童話家−
  【特 色】
  1.大分県先哲叢書『久留島武彦資料集』(全四巻)をふまえ、久留島武彦の生涯と
    思考の軌跡を詳細に論及。
  2.グラビア・本文に関連写真を豊富に収載。
  3.別冊『久留島武彦 著作目録・口演活動記録』 を添付。
 【目 次】
  序章   第一章 語りへの道   第二章 児童文学とのかかわり   第三章 児童文化活動への胎動
  第四章 児童文化の興隆に向けて    第五章 口演童話術の研究と普及  
  第六章 国内外における児童文化活動    第七章 晩年の久留島武彦    第八章  臨終前後
 

普及版  後藤惣一:文/江原 勲:絵  B6判、175頁 
 【目 次】
  第1章 話上手の少年
  第2章 子どものための童話を求めて
  第3章 念願のお伽倶楽部
  第4章 語りの研究と口演童話
  第5章 晩年
    ◆ 年表、地図
   


 堀 悌吉 【ほり ていきち】   1883〜1959
         非戦を貫いた海軍の逸材!

資 料 集     監修:芳賀徹  編集:安田晃子
 【特 色】
  1.海兵32期クラスヘッド、国際協調に努めた知性派海軍軍人堀悌吉に関する
    初めての資料集!
  2.近代政治史・外交史・海軍史・戦史研究者必携の資料集!
  3.亡くなるまで手元に置いていた「備忘録」、山本五十六との写真を初公開!
  4.海軍・人生・一族と、関わった事柄の記録作成保存につとめた歴史家堀悌吉の全貌が
    明らかに!
 【内容構成】
  
第1巻:A5判、布クロス装、布クロス張りケース入り、2段組404頁
   軍艦三笠戦時日誌(抄録)
   ワシントン会議・ロンドン会議に関する記録ノート
   昭和五年四月一日回訓に関する経緯
   上海事変日誌(抄)
   軍機軍令制度ノ沿革概観
   五峯録   
ほか
  第2巻:
A5判、布クロス装、布クロス張りケース入り、2段組480頁
   海軍兵学校ほか各学校成績、射撃検定成績
   海軍軍縮関係補遺
   昭和五年特別大演習観艦式関係
   堀悌吉自伝
   自叙年譜
   備忘録   
ほか